2016.10.2〜4 阿寒三山
ガイド:YOU
この間の冷え込みは何だったの?と思ったら旭岳で初冠雪。例年より4日遅いとのこと。
9月の三連休ではついに寒さが来たかと身構えたけど、
その後暖かい日が続き標高の低い紅葉はなかなか進まず・・・。
毎年恒例になった秋の阿寒三山。
結果的に言うと上記の通りで、今年はまだ色づきも控えめ。
でもでもいいところはいろいろありました。
初日はオンネトーへ移動。
というのも、3日の昼頃から雨が降り出す予報が☔
これさえなければ、
せっかくのお宿泊なので野中温泉さんの朝食をゆっくり楽しんでからのぉ〜、、、。
とはいかず4:50出発。
久しぶりにヘッ電山行。
たまにやっておかないとね。いざというときのためにも。
あなたの常備しているヘッドランプの電池はOK?
実際に真っ暗なところで点けないと、調子は分からないものです。
暗い中を歩くのは集中力もいるし、バランスもやや悪いため疲れやすいです。
なので、電池満タンで煌々と照らしてくれる相棒がいないと・・・ですよ✨
1ピッチも行かないところで明るくなってきてヘッ電終了。
どうやら日の出の時間を迎えたらしく、空は朝焼け色。
順調に進みまずは雌阿寒岳へ。
もうすぐ山頂です。
稜線に上がると風は強く・・・🌀
風向きの問題で仕方ないのですが、
写真に写っているあの噴煙が直撃な稜線歩きは、
むせるし目にしみるし・・・!なかなか危険です。気を付けましょう。
遠くから低気圧が迫ってきていることをほのめかす高曇りのおかげで、
阿寒湖、雄阿寒岳、辺計礼山、西別岳〜摩周岳、
斜里岳、海別岳、一番遠くには羅臼岳も見え、知床連山まで展望が利きました👀
一行は順調に歩を進め、阿寒富士へ。
一等三角点の阿寒富士。
さすがに周囲をしっかりと見渡すことができましたが、
遠くから雨が迫ってきていたため、山頂では少し休んで退散。
予報より2時間ほど早く、少しパラつかれるもジャケットのみで問題なし。
すぐに樹林帯へ下りてしばらくすると止みました。
台風の影響で森の中では倒木が多発していました。
登山道にまたがるものも少なくなく、迂回路も結構ありました。
少しずつ森も世代交代していってます。
無事に下山し、お昼前ということでオンネトー茶屋で一服。いやランチタイム。
温かいラーメンやそばに一同ご満悦。
朝も早かったので、昼寝までできたら最高だったなぁ・・・💤
あれ、オンネトーの色が・・・と気付いた方もいるのでは。
もしかしたら台風や大雨の影響?でしょうか。色は濁ってました。
DAYA
昨日の低気圧は午後〜夜中にかけてしっかりと雨を降らし、
翌朝には遥か彼方へ去って行ったのですが・・・、快晴なれど朝から素晴らしく暴風・・・・です🌀
この日は終始15m程度の風。
比較的森の中を行く雄阿寒岳。倒木や落木に注意を払いながらの登山。
這松帯へ出る頃、一ついい質問がありました。
Q. 『風よけに雨具をそろそろ着た方が良い?』 ⇒ A. 『まずは中間着で行きましょう。』
晴れていて日差しは温かいのですが、なんといっても風が強すぎるこの日。
先に雨具を着て強い風に吹かれたときに、
寒くて中間着を着足したい場合には雨具を脱がなくてはなりませんね。
風の弱い落ち着いた場所が確保できるかが微妙だったので、
全員で足並みをそろえるために中間着でリスタートとしました。
やはり樹林帯を抜けると風当りは強く、
本格的に吹かれ続く前に、全員で雨具の上や防寒具も着用しました。
ここでもう一つ注意したいのが、フードの調整です。
後頭部のコード、襟周りのコードをその日の帽子などに合わせてピッタリさせていないと、
本当に強い風に吹かれた時にバタバタして大変です。。。
あまりこれらのコードをいじったことがない方、
一度ピッタリにして被ってみましょうね!
『全員で』というのが今回のポイントだと感じています。
グループで行動しているので、ここが揃っていない場合に、
誰か一人だけが風の強い中でやっぱり着させてくれ・・・となると、
待つ人が寒い思いをしますよね。
多少の寒暖は目をつむるとして、
レイヤリングの順番を守って行動することで、
全体の進行や温度・湿度の調整が上手くいく場合は多いです。
時折15-20m/sの風が吹く雄阿寒岳の山頂の景色は素晴らしかった!
360度の大パノラマを楽しみ、
倒木、落木に気を付けながらの下山となりました。
昨日登った山々が次の日見えるというのも、何だかうれしいですね^^
雪の便りもたくさん聞こえ、冷えてきている北海道。
体調管理にも気を配って、残りの秋も楽しみましょう〜!
そろそろ冬タイヤに交換しなくちゃ・・・。(YOU)
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