2016.4.25-29 日高山脈・ピリカヌプリ
ガイド:YOU
皆さんGWはいかがでしたか?
良い天気、悪い天気もどちらもあったかと思いますが、
お休みを取られば最大10連休!を満喫された方もいたのではないでしょうか。
そんなGWに突入する前の、人っ子一人いなかった日高のお話。
例年より標高の低いところは雪解けが早く、
これまで見てきたこの時期の野塚トンネルでは最も雪がなかった今回。
もちろん長靴を持参してますので、安全に渡渉しました。
その後の取り付きもしばらく沢沿いを進み、
ようやく出てきた雪はスノーブリッジを踏み抜きそうな感じ。。。
ちゃんと距離を置いて慎重にGO−!!
足並み良く、予定の場所より少し奥でC1。
雪のブロックも作りやすく、立派なシェルターが作れました。
DAYA
『明日は3時に起きましょう〜』
といって、誰一人目が覚めなかったAM4時。
いつもは腕時計の目覚ましでちゃんと起きられるのですが、
昨日作ったおうちが快適だったか、目が覚めたら4時でした・・・💧
天気は悪くなく、予報もOK。
焦ることなく6時には出発し、順調に駒を進める。
雪の腐りも少なく、あまり埋まることもなかったおかげで淡々と進め、
C2予定地には12時にあっさり到着。
この日もせっせと立派なお城を築くことができ、快適に過ごせました。
DAYB
『明日こそは早起きしましょう〜』
AM2:30。ちゃんと起きましたよ(笑)
日の出の4:30過ぎにはアタック開始。
予報通りのガスの一日。
時折景色が見られるも、基本的には真っ白で、歩くことに集中。
ピリカヌプリまではほとんど雪が続いていたおかげもあり、
予定通りの時間で山頂に立つことが出来ました。
山頂ではわずかな時間ではありましたが、
周辺の景色もやや見られ、0ではありませんでした。
5年越しで登頂された、Sさんのお祝いをし、気を引き締めなおして復路につきました。
そうです、ここで全行程の半分なので、油断は一切禁物なのです。
予定通り昼頃にはテントに戻りましたが、
予報通りこの頃が一番吹雪いていたこともあり、
そして翌日の予報がGOODということで停滞を決定。
12時から登頂のお祝いムード一色でゆっくり身体を休めました。
DAYC
『外は満天の星空ですよ〜!!』
まだ真っ暗なAM3時。
嬉しさに満ち溢れた声が目覚まし。
明るくなる前に起きて、朝といっても日の出前の時間を堪能させてもらいました。
3泊目にして、ついに☀THE DAY⤴がやってきたのです!
昨日歩いた稜線。
朝からこんな景色にご対面で、感動もひとしおです^^
両端に雲海を抱き、日高の国境稜線がどこまでも。
何とも贅沢な朝。でもこれが見たくて来るんですよね^^
昨日ゆっくり休んでフル充電。
そして朝からハイテンション⤴な景色がターボチャージャーとなり、みんな元気!
歩き出して15分。
御来光の時間に足を止めます。
御来光にも強力なエネルギーをもらい再び歩き出す。
放射冷却のおかげで雪もガッチリ凍っていて快適、快適。
気持ち良いくらいアイゼンが利き、スイスイ進む。
その後、朝の光の移ろいを楽しみながら順調に進みました。
さすがに9時頃になると緩む場所もありましたが、許容範囲です。
あっという間に進めた感じがあり、
9時間かけて進んだC2&3地点でしたが、たった6時間で下山完了。
THE DAYな朝に大感謝です。
下山後は予報通り雨が降り出し、夜には猛烈な風を伴いました。
十勝地方や道東を中心に結構な量の雪も⛄
とても恵まれていたことに感謝をし、
過去に経験した日高の稜線での悪天を胸に刻んだ今回でした。(YOU)
【おまけ】
予備日を使わなかった今回の最終日。
ランチは更別村にある【ピッツェリア Tuka】さんにて。
人気店につき、待つのは当たり前、なのですが、今回で2回目の来店ですが、抜群に旨いっす。
4−5人で全種類頼んで楽しむ!のがオススメですかね。
6月上旬頃までは、店内改装のためお休みしているそうですので、
ご来店の際は、事前にご確認をお忘れなく。
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