3.16-17 Phenix共催 占冠 ニニウ鬼峠縦走
春と冬の様相が入り混じるこの季節。
この冬は陸別町が優勢?
真冬は-30℃ほどまでしばれることで有名な占冠村(しむかっぷむら)へ。
あ、『しばれる』=冷える・・・です。
その昔、『陸の孤島の中の孤島』、『日本のチベット』とまで言われた占冠村ニニウ地区。
歴史を紐解くと様々なお話が出てくるこの地域を歩いてじっくりと見せてもらいました。
な、なんと第一村人ならず、最初のお出迎えはエゾシカ。
車から逃げては振り返り、何を思ったか最後は車に向かって突進!!
危うくぶつかるところでした・・・。

間近で見るとやはい可愛い^^
初日は『ニニウの森』と呼ばれる散策路を歩きました。
一周2h弱とお手頃なコースです。
じっくり歩き回って、豊かな森の自然を間近に見ることが出来ました。

クマゲラの食痕といい笑顔


この秋のもの・・・?
トドマツに刻まれたヒグマの爪痕。
近くで大きさを確認。
堅い木がここまでえぐられていると、その力強さがまざまざと伝わってきます。
更に歩いていると、オオワシを見ることも出来ました



やはり大きい・・・!迫力満点。
コースもちょうど半ばに差し掛かる頃。
丁度良さそうな休憩小屋を発見


屋根が特徴的な小屋。
近づいてみてみると何やら外壁に跡が・・・・・?

見えますか?上から3.4枚目の左側。。。
右側が入口となる扉なのですが、これはノックの代わり・・・??
いつのものかは分かりませんが、何とヒグマの肉球の跡なんです(笑)
休憩中に尋ねられたらどうしよう・・・・

なぁんてドキドキ?のティータイムでした


丁度良いベンチにテーブル。
後半戦はシカの巣で、湧水の水飲み場や、その周辺の木々は皮を食べられた食痕だらけ。

丸裸・・・・

って笑えませんね。
シカも厳しい冬を生き残るのに一生懸命なのが伝わってきます。
無事に歩き終え、新鮮な森の空気にリフレッシュされたのか、ちょっと小腹が・・・。
ちょうど3時のおやつタイムということで、道の駅で『てくてく』さんのたこ焼きを買いあさる・・・!

いつ食べても美味しい~



お宿は9月にリニューアルされた『湯の沢温泉』へ。
山間の森の中でひっそり、ゆったり出来るいいお宿でした。
温泉も気持ちよくて、ご飯も美味しい

そして翌日。
待ってましたぁ~!と言わんばかりの快晴

占冠観光協会さんのご協力を得て、この鬼峠・旧道を歩かせていただきました。

動物も良く歩く・・・?
その昔、占冠中央地区とニニウ地区を結んだ陸路で、
今では林道や伐採道も入り混じっているようですが、雰囲気の良い森でした。

右後ろには超巨大なハリギリ。今回のNo.1!
現代の林業の植林跡もこれまたキレイ。

色々な雰囲気を満喫。
この後峠を越え、ニニウ側に無事おりました。
森が語りかけてくるような素晴らしいコースです。
あたたかな日差しを浴びながら、気の良い森を歩き、巨木を楽しむ。
森の自然と地域の歴史に触れ、ひっそりとしたお宿でほっこり

まだあまり知られていない占冠にどっぷりつからせていただきました。
参加した皆さんにとっても、僕にとってもまた来たい場所となりました。
ありがとうございました!! (YOU)
posted by ノマド gaidorepo-to at 14:00|
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